Si表面の再結晶化:波長依存性
出典: finemems
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加工しきい値以下(あるいは多重照射でようやく加工が起きる程度)の低強度でフェムト秒レーザーをアモルファスSiに照射すると、再結晶化を誘起することができる。図1に示す単結晶Siウェハ上にアモルファスSiをスパッタ法により8nm積層した試料を用意してフェムト秒パルスの照射実験を行った。試料の取り扱いやレーザー照射は大気中で行ったため、試料表面には自然酸化膜が約3nm形成されていた。Ti:Sapphireレーザーの基本波(800nm)、第2高調波(400nm)、第3 高調波(267nm)、およびOPA(光パラメトリック増幅)によって発生させた波長1550 nmのフェムト秒パルス用いて試料の照射を行った。 図1に照射試料の断面TEM観察結果を示す.このとき照射したレーザーパルス数は,レーザー顕微鏡による表面観察の変化が止まった300 パルスである.波長400 nm の時(b)では,結晶化こそ発生しているものの,その頻度は800 nm の時よりも低い.波長267 nm の時の(a)に至っては,結晶化が発生している箇所は極僅かで,他の2 波長に比べて表面粗さが格段に増加していた.波長が短くなるに従い,エピタキシャル成長による結晶化の発生頻度が低下するので,フェムト秒レーザーを用いた場合はa-Si の結晶化には長波長の方が向いているといえる.
対象材料
Si
