点字ディスプレイ

出典: BeansCM

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目次

項目の説明 【必須】

有機半導体を用いてシート型点字ディスプレイの作成に成功。 従来の大きな点字ディスプレイに替わり、薄くて軽くて柔らかい今回のディスプレイの成功で、携帯電子点字ブックや点字付カードなど多くの場面での点字利用の道が広がると期待される。

図1 点字カード

構造

従来はピエゾ方式で電圧印加によって点字を上下させるか、ソレノイド方式(コイル)で電流印加によって点字を上下させるため、軽量・薄型化が困難であった。

新方式では、シート状のイオン導電性高分子が屈曲する性質を利用して、有機トランジスタでスイッチングして選択的に点を上下させる。プラスティックフィルム上にすべての素子が作りこまれているため、薄くて軽くて曲げることができる。アクチュエータの原理は、イオン導電性高分子に電圧を印加すると屈曲。

図2 点字読み取りの様子
図3 プロトタイプの構造

構造は次の3層からなる。

①有機トランジスタ・フィルム

②シート状のアクチュエータ

③ゴムで表面を覆ったシート状のフレーム

特性・性能・評価

表示文字数 24文字(合計144点)(日本式では1文字2×3点) 厚さ 1mm 基材 ポリエチレンナフタレートとポリイミド 実効表示面積 4×4cm2 表示速度 1フレームあたり約1s (チャネル長が20マイクロメートル(μm)、移動度は1平方センチメートル/ボルト秒(cm2/Vs)である。)

被験者、視覚障害者4名中4名全員が読み取れることを確認。

文献情報,参考文献

1)国際電子デバイス会議 (IEEE/IEDM2005) 講演タイトル “Flexible, Lightweight Braille Sheet Display with Plastic Actuators Driven by An Organic Field-Effect Transistor Active Matrix” 著者 Y. Kato, S. Iba, T. Sekitani, Y. Noguchi, K. Hizu, X. Wang, K. Takenoshita, Y. Takamatsu, S. Nakano, K. Fukuda, K. Nakamura, T. Yamaue, M. Doi, K. Asaka*, H. Kawaguchi, M. Takamiya, T. Sakurai, T. Someya 所属 University of Tokyo, Tokyo, Japan, *National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, Osaka, Japan 講演番号 5.1 Session 5: Displays, Sensors, and MEMS — Organic and Flexible Electronics 発表日時 Monday, December 5, 2005, 1:35pm – 2:00pm, Georgetown Room 内容梗概 A flexible, shock-resistant, and lightweight Braille sheet display has been successfully manufactured on a plastic film by integrating a plastic sheet actuator array with a high-quality organic transistor active matrix. This is the first demonstration, to the best of our knowledge, to integrate plastic actuators with organic transistor active matrices.

2)国際固体回路会議 (IEEE/ISSCC2006) 講演タイトル “An Organic FET SRAM for Braille Sheet Display with Back Gate to Increase Static Noise Margin” 著者 M. Takamiya1 , T. Sekitani1 , Y. Kato1 , H. Kawaguchi2 , T. Someya1, T. Sakurai1 所属 1University of Tokyo, Tokyo, Japan; 2Kobe University, Kobe, Japan

特許

出願番号:特許出願2005-267582発明者:染谷隆夫、桜井貴康、川口博、関谷毅、加藤祐作発明の名称:触覚ディスプレイ及びその製造方法出願人:財団法人生産技術研究奨励会出願日:2005.09.14公開日:2007.03.29

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